露出モードの使い分け

露出決定のプロセスで心がけていることを自分の中で知識として整理する
意味で書いてみたいと思います。参考になればこれ幸いです。

各種露出モードの使い分け

1.プログラムAE
ほとんど使いませんが、無難に撮りたい時には使うかも。無難と言ったら
聞こえは悪いけど無難に撮るのが時として一番難しかったりします。
私のカメラの傾向としては絞りを絞ってくれるので例えば公園等で友達を
含めた子供たちが遊んでいる所を万遍なくガシガシ撮る際に使ったりします。
一人だけにピントが合ってもしょうがないので。

2.シャッター速度優先AE
動きを制御したい時に使います。運動会や、自転車等を撮る時に、動きを
表現したいならシャッター速度を遅く固定。逆に、ビシッと止めたいなら
高くします。意外と多く使うのがISOを可変設定にしてシャッター速度優
先にする設定。これをすると、そのシャッター速度では露出が合わなくて
もISOが自動で変わり意図するシャッタースピードでシャッターが切れる
ので非常に便利です。夜の室内で動く子供を撮る時は子供がぶれる事が
多く、それを抑えるために非常に重宝します。

3.絞り優先AE
ピントが合う範囲を制御したい時に使い、私が一番よく使うモードです。
普段は絞り優先にして必要に応じて違うモードにしています。絞りを動
かすことによりピントが合う範囲が変わります。例えば風景を撮る設定
なら近くから遠くまでピントが合って欲しいので絞り(F値を大きくする)、
逆に人物撮影で顔だけにピントを合わせて背景はボカしたい時には出来る
だけ開け(F値を小さくする)ます。

4.マニュアルAE
シャッタースピードも絞りも任意の数値で固定するモードです。あまり
使わないのですがこのモードが無いと絶対ダメなシチュエーションが有る
ので、ある意味必須なモードです。一番利用するのは夜景を撮る時。
カメラに露出を自動的に決めさせると暗過ぎると明るく頑張ってくれて、
逆に明るすぎると暗くするように頑張ってくれます。しかし夜景だと
暗いままでいいので、こちらで決めてあげます。「決めてあげます」と
言っても何回か適当な設定で撮って確認しながら決めますが(笑)
その他は、室内のイベント等で明るさはほぼ決まっている時に、スポット
ライトなどの強い光がチラホラ来るときにカメラがそれに惑わされない
ように固定してあげたりします。披露宴で使うことが多いです。

箇条書き風ですが思っている事を書いてみました。一番難しいのは写真を
撮る際に状況に応じて適切な設定に切り替える事です。被写体によって
あえて違う設定にしたりとか、こう撮ったら面白いよなと遊んでみたりする
のも撮影の楽しさであったりするので実は答えは無かったりします。
Nikon D3 + Ai AF NIKKOR 50mm F1.8D

以上はあくまで自分の考えなので「それは違う」とか「私はこう使ってい
るよ!」と言うのがあれば遠慮なく教えてください。むしろ最近自分の
撮影方法がマンネリなので刺激が欲しいです(笑)


自転車に乗ってどこまでも

自転車に乗ってどこまでいこう 風にのって野原を越えて 雲をとび越え どこまでもいこう

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