Mt.富士ヒルクライム 2012 (回顧編)

※今回の記事は長いし自己満足記事ですのでご了承ください。

3回目のMt.富士ヒルクライムが終わりました。

記録は1時間32分59秒。

去年よりも4分短縮。そして一番速かった一昨年よりも2分短縮しました。

しかし目標である1時間30分に届きませんでした。

総括をすると「及第点」といったところかなと思う。甘い?でもそう思います。

正直、テンションは低かったです。

第一にコンディション。去年の体重は76kg。一昨年は74kg。今年は絶対に
74kg以下に落とすと意気込んでいましたが、色々あって(怠惰)、結局は
77kg。去年よりも増加していました。
(まあ、2月のアタック箱根駅伝の時よりは-5kgなんだけど。。。)

公には「1時間30分が目標!」って言っていたけれど、正直(本当に本音)
1時間40分前後がいいところかなと分析していました。

そして、天気の予報。雨が降る中で山なんか登りたくないし、第一そんな
コンディションの中で走ってもいいタイムなんか出る訳がないと思って
前日を迎えておりました。結果、前日に、「明日は無いだろう。DNSだ」と
思いビールを飲んだし夜更かしもしてしまいました。

で、当日。起きると雨が降っていない。正直、「あー。嫌だなぁ。」って
思いました。「タイムが悪かった時の言い訳はどうしようかな・・・」って
がっかりしながら考えていたと思います。

ヘタレだなぁ(笑)。今、このブログを書いていて本当にそう思います。

でも、今思えばこの欲の無さが自己ベスト更新につながったのかもしれ
ないです。自分の性格的にレースに対してもガツガツし過ぎた気持ちで
臨んで力みすぎて後半失速と言う感じになる事が多かったから。

当日編でも書いていますが、スタートから1合目・2合目までは本当に
ペースを落としました。去年はガンガン行ったから問題外だったけれど、
初出場の一昨年よりも遅かったと思います。

実際、力を抜く事もあったぐらいです。

「我慢。我慢だ。まだ大丈夫。」(←「大丈夫」に根拠は無い・笑)

そんな感じだったです。そう。前日にハシケンさんと話した「1合目はアップ
程度で大丈夫!」と言うのを意識していました。

無欲だったから周りも見れていたと思う。「ああ、あの人は辛そうだな。」
「あの人は息が上がってない。同じペースだから付いていこう」とか色々と
見れていたのもあったと思います。

余談ですが、1合目から2合目でまことさんの奥さんである富永さんと遭遇。
特徴の有るジャージとライトウエイトのホイールでした。本当に辛そうで声
をかけようと思ったぐらいでした。

2合目ぐらいまではそんなペースでした。

2合目を過ぎたあたりからは徐々にペースを上げていきました。

とは言うものの、アタックをかけるとかそういう事ではなく、自分の中で
「ちょっとキツイけど持続できるペース」を心がけました。そしてこれ。



1段重くしてこぐ!! 1つ重くする!
自分に甘えるな!気を抜くな!!


です。この自転車は前日、自分の自転車をメンテナンスに出している時に
見かけた自転車でした。字の感じからしたら女性かな?目標タイムを貼る
のはよく見るけれど、しっかりと心がけている事を貼ってあるのは凄い。
有る意味ショックでした。ここまで気合を入れている人もいるんだなと。

って事で、その目標を頂きました(笑

去年の反省として急斜面で頑張りすぎて緩斜面で力が入らず失速と言う
富士ヒルクライムでやってはいけないことをやらかしてしまった訳ですが、
今年は急斜面では我慢の走り、そしてその後、緩斜面でしっかりとギアを
上げて走ることが出来ました。

あと、今年はきつく無くても時々ダンシングをする事により違う筋肉も
動かすように心がけました。これは1月にシンノスケさんと奥武蔵に
走りに行った時に観察して学んだ事です。これも効果的だった。

『Over the Hills and Far Away』
奥武蔵グリーンラインへ1名様ご案内

http://shinno-lsd.blogspot.jp/2012/01/1.html


3合目で補給ジェルを摂取。これも良かったな。当日の朝に売店で
「ここ一発で摂取するようなものをください」と言ったら、「じゃあ、これ。
カフェイン入りだから覚醒するよ!」って言われ買いました。

shotz エナジージェル
http://www.shotzjapan.jp/shotz/wildbean.html


毎年、3合目で補給ジェルを摂取してはいました。今までは梅が好きなの
で、梅味の補給ジェルでした。すっきりするもののそれだけ。しかし、この
カフェイン味のジェルは確かに「グッ」と来た。集中力が上がるような気が
しました。これ、すごくいい。今後もこれを利用しようと思います。

そして、4合目。辛くはなってきているものの、明らかに去年とは違って
余裕がある事を体感できました。大沢駐車場の和太鼓を叩いて応援して
くれる人に対しても笑顔で手を振っていました。いや、キツイよ。だからこそ
手を振って応援してくれる事が嬉しくて。

さあ、いよいよ終盤。最後の平坦区間。ここは絶好のタイムを稼ぐ区間。
ここでしっかり踏んで勢いをつけてスピードを付けて最後の上りに備える
事が出来たと思います。

最後の上りはこれはもう気合と決めています。ここはもう足をぶっ壊す
ぐらいの気持ちを込めて行ったと思います。結果、ヘナヘナでゴール(笑)

これが自分の24kmでした。結果1時間32分。

こうやって見てみると、以下に尽きますね。

いかに心を折らないか。

諦めない。諦めたらレースが終わる。この思いをいかに24km捨てずに
進むか。これがやはりポイントなんだろうなと思いました。

今回は前半抑えることにより後半しっかりと力を出し続けられた。つまり、
心が折れなかった。そして、レース前にしっかりとアップをする事によって
体も悲鳴を上げずに心が折れなかった。そして、適切な補給をする事に
より、適切なパワーを出し続けられて心が折れなかった。

つまりは心が折れないようにする肉体・精神のトレーニング、そして補給
等のサポートが必要なんだと実感しました。

機器のお話。

スプロケットは12-25でいいかなとちょっと思いました。今は11-28が
付いているのですが、今回はあまり28を使わなかったような気がする。
あまりハイケイデンスな人ではないので25でグイグイ行った方が自分
のスタイルに合っているのではないかな?とちょっと思います。

ホイールは今年はFFWDのF6Rでの参戦となりました。FFWDは去年
使用したZIPP404よりも漕ぎ出しが軽いような気がします。と言うことは
ヒルクライムに合っているのではないかな?と思います。
(もちろん、去年の印象なので間違っているかもしれませんが。。。)

サドルは非常に良かった。さすがToupeのサドル。去年と一昨年は
今よりも柔らかいのにお尻が本当に痛くなった記憶があります。
今年はそれが無い。フォームが変わったのか、サドルが合うのか。。。

最後になりますが、去年のブログにも書きましたが、練習をした人には
相応の結果が出て、練習をしなかった人には相応の結果が出るのだ
と思いました。自分も結局は目標に達しなかったのは努力が足りなかった
訳で、これは弁解の余地が無い。

もっと走って力をつけてもっと速くなろう。もっと速くなればもっと自転車が
楽しくなると思う。そうしたらもっともっと自転車が好きになると思うのだ。

やはり基礎トレーニングだ。LSD。LSDは辛いけれど自分に必要なのは
これだと思っている。地道にじっくりと。1年間これを頑張りたい。

自転車に乗ってどこまでも

自転車に乗ってどこまでいこう 風にのって野原を越えて 雲をとび越え どこまでもいこう

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