Nikon Ai Nikkor 45mm F2.8P

最近自分の中での「マイブーム」が45mmのレンズである。

Nikon Ai Nikkor 45mm F2.8P
ご覧の通り。非常に薄いレンズです。その薄さ故に「パンケーキレンズ」なんて
呼ばれたりします。その長さは実に17mm。カメラ自体がデカいので、相対的に
非常に小さく感じます。その見た目が結構自分の中では好きでもあったり。

画質も悪くない。いや、むしろイイ。

いわゆるカメラのレンズって複数枚の凹凸レンズから構成されています。この
レンズはそれら凹凸レンズ4枚から構成されています。この4枚と言うのは
最近のレンズからしてみると非常に少ない構成です。例えば、自分が持つ
24-70mmF2.8のレンズは実に15枚の凹凸レンズから成ります。

透明であるレンズも、完全に透明であるわけでもなく、そしてレンズ自体が内部
に入ってきた光を反射し合ったりして画質を低下させます。これらのリスクを下げ
るには、レンズの構成枚数を減らすのが有効的です。

って事で、4枚から成るこの45mmのレンズは実にすっきりとしたいい写りを
します。反射光にも強いし、抜けのいい画質。本当に撮っていて気持ちがいい。
個人的には歪曲収差が限りなく0であることも気に入っている点の一つです。

ちなみに焦点距離も絶妙です。50mmよりちょっと広角。かと言って35mm程
広くは無く、遠近感も心地よい。自分が手に入れた頃は生産終了になっていて
ヤフオクでゲット。箱や袋が無い状態でしたがレンズ自体は非常に状態が良く
結構お買い得でした。まあ、どうせ扱いは良くないのですぐ傷が付いちゃう(笑)

得意なジャンルは軽さを活かした機動力のある街中スナップかな。ちょうど
昨日みたいなスナップ写真がいい。
Nikon D3 + Nikon Ai Nikkor 45mm F2.8P

昨日の谷中にて。一枚アップするのを忘れていたのでちょうど良かった(笑)

非常に個性的なレンズでもあるので今後これも手放すことの無い、いい相棒に
なってくれています。写真は間違いなくカメラではなくレンズなのです。

ちなみにこのレンズ、今はいわゆるプレミア価格になっています。かわりと
言っては何なんですが、COSINAのULTRON 40mmも良さそうだ。最近、
マイナーチェンジしてピントリングが金属製になるなど銅鏡の造りが良くなって
いる。F値も1段明るいのでちょっとソソるレンズであるのだ。

楽しいレンズを手に入れると撮影も楽しくなる。もっとレンズに注目してみましょう!

自転車に乗ってどこまでも

自転車に乗ってどこまでいこう 風にのって野原を越えて 雲をとび越え どこまでもいこう

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