ほろ酔いで駅から歩き国道17号へ。最近の国道17号はこんな感じだ。
暗い。街灯やお店の看板が節電の為に消されている。こころなしか歩く人の数も
少ないように感じてしまう。
"あの時"以来、そして初めて節電が声高に訴えられるようになって初めて写真の
ような街を見た時に思ったことは「街が死んでいる」であったと記憶をしている。
「怖い」
この暗さが怖いのか。世の中が怖いのか。余震におびえる日々が怖いのか。
経験したことのない放射能の危機が怖いのか。
答えがない。いや。おそらく全部が正解なのかもしれない。
なんだか何を書いているかわからなくなってきた。こういう話題は書きたくなかった。
答えが無いから。前に進むしかないのだけれど行き着く場所がどこなのかもわからない。
だけどなんとなく書きたくなった。
我々が住む街、そして県、そして日本。まだまだ捨てたものじゃないと思っている。
一度失われた人や笑顔は戻らないけれど新たに生まれた命、そして新たな笑顔。
それらを大切に思える何かを我々は作り出していかねばならないとこの空を見ながら
思った。我々はみんなが思っている以上に強い。
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