価値観の形成

世の中は節電モードである。
一番その影響を感じるのは電車・駅ではないだろうか?
昼間の電車は暖房を基本的に切っている。また、地上を走る
電車の多くは走行中の車内照明を切っている。
車内の電気が切れるなんて想像した事も無く、初めてその事態に
遭遇した時には驚きと同時に少々の怖さを感じてしまった。
しかし、しばらくその状況に慣れてしまったら怖さを感じるどころか

「これも有りなのかな?」

なんて考えるようになってしまった。
今まで明るい事が当たり前。他よりも暗い所があったら同じぐらい、
いや、それ以上に明るくしよう。と言う動きがあったかもしれない。
コンビニも然り。暗いと覇気がない、そして防犯効果も薄まる等と
言われて煌々と光を発するホットステーションとなっていた。

しかし、状況が一変した。

その結果、全てが無駄ではないがいわゆる「無駄であろうもの」が
どんどん削ぎ落とされている。
こんな状況になるなんて想像も付かなかった。でも結果的に
「今までの状況ってなんて無駄が多かったんだ!」と言う事に
気が付いてしまった。
不謹慎ではあるが怪我の功名と言えるかもしれない。
大切なものを失った半面、これからのヒントにつながるものを手に
入れたような気がする。
太平洋戦争の前と後を戦前、戦後の価値観と分ける事ができるし
その概念で生きてきたと思うけれど、今後の価値観は3.11以前と
以降の価値観で考えられるようになるではないか。
 
 
前に進むしかないのだ。
 

自転車に乗ってどこまでも

自転車に乗ってどこまでいこう 風にのって野原を越えて 雲をとび越え どこまでもいこう

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