グランフォンド八ヶ岳 2010 (回顧編)

今回グランフォンドに出場して多くの収穫がありました。
1.走りについて
今回グランフォンドを走るにあたり決めていた事は
1.タイムは計測されないにしても走る時は真剣に走る。
2.あきらめない。心を折らない。
3.絶対に足を着かない。
4.前に見える人は抜かす。
こう決めていました。スタートからゴールの総合的な時間は出る
にせよ、休憩時間も含まれてます。だから富士ヒルクライムみた
いなきっちりとした時間は出ません。でも、だからこそしっかりと
走ることによって自分の実力がわかるのではないか?と思いました。
まあ、言うことはカッコいいのですが、実際は本当につらかった。
山の経験値の低さでしょうねぇ。一つ一つの坂に対してガンガン行き
過ぎて失速したり、ペースを抑えすぎて余裕があったりとなかなか
思うようには走れなかった。
結果的には山を甘く見ていました。富士ヒルクライムで予想よりも
良いタイムが出ていたので気持ちの中に油断があったと思います。
まあ、客観的に見れば自分の山登りなんて軽井沢に行った時の碓氷
峠と富士ヒルクライムの2回しかないんですよね。そのぐらいの「ぺ
ーぺー」な自分が出場してまともに走れる訳がない。
反省したらキリがないのですが、結果的にはこれらの事が収穫できた。
それだけでも得るものは大きかったと思います。
2.装備について
まず、自転車ですがフラットバーに限界を感じました。「いまさら
言うな」という感じですが。今回かなりの限界状態で走る時があって
そんな時に変速をする為にエンドバーからフラットバー部分に持ち替
えて変速するのもキツかった。あと、フラットバーだと少ないポジ
ションしか取る事が出来ず、手も痛くなったし腰も痛くなった。
まあ、腰の痛みはポジションの問題もあるのでフラットバーが原因と
断定は出来ませんが、フラットバーの限界を感じたのは事実です。
次は服装。完全に山の天気をなめてました。上はユニクロの半袖、
下は短いレーパン、そしてウインドブレーカーでした。
「まあ、この季節はこんなもんで十分だろう。あはは。」
このぐらいの気持ちで臨んでいました。で、当日の寒さ。外気温は
4度。寒い寒い。周りを見ると長いレーパンを履いている人もいるし
短いレーパンに継ぎ足すようなアイテムを使っている人もいる。
上りの時は力を使うのでまだいいのですが、下りの時は50~60km/hの
スピードが軽く出ます。そんな時にこの装備だと本当に辛かった。
手がかじかむし、体も動かなくなる。これは要反省です。
しかしいろんなアイテムがあるんだねぇ。はぁ。お金がかかるよ。
3.カメラについて
今回は八ヶ岳を走るにあたってたくさん写真を撮りたかった。GRで
いいかな?とも思ったけれど一眼レフのの方がなにかと便利と思い
方法を模索しました。
D3を持っていくか?単焦点レンズよりもこういう時はズームのほうが
多彩な写真が撮れる。しかし、D3と持っている24-70mm F2.8Gだと
2kgを超えます。これはちょっと辛い。そこで職場の後輩からD60を
借りることにしました。D60と標準ズームだとわずか750グラム。
これぐらいならまあ許容範囲かと思いました。
一眼レフの何がいいって写真を撮るまでのプロセスが自然という事。
撮りたい風景を目の前にしてファインダーを覗き、ピントを合わせ
絞りを決めて露出を考える。これがやっぱり一眼レフのほうがいい。
あと、撮った写真についても手軽に補正が出来るし、ある程度の
露出の失敗などもリカバリーできるし、その幅も広い。
今回、このカメラを持って行って大正解だった。本当に撮るのが
楽しくて撮りすぎました(笑)。おかげでかなり時間をロスしています。
特筆すべきはレンズの良さ。昔は標準ズームレンズなんて性能は
本当に良くなかったけれどこれは非常に良かった。このレンズと
カメラ、本当に欲しくなりました。自転車用に(笑)
4.最後に
とは言うものの、もっともっと速く走りたい。もっともっと強い心を
持ちたい。これらが良くなればもっと余裕を持って走れると思うからだ。

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Nikon D60 + AF-S DX NIKKOR 18-55mm F3.5-5.6G VR
とても収穫が多かった大会でした。辛かったけれど充実感は半端なかった
です。来年も絶対出たいです。

自転車に乗ってどこまでも

自転車に乗ってどこまでいこう 風にのって野原を越えて 雲をとび越え どこまでもいこう

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