仕事中に母から電話があった。
「お父さん(私にとっては祖父)の具合がよくない」
通常、仕事の時間に電話をしてくることはないので余程の
事なんだろうなと電話に出たら残念ながら案の定であった。
事なんだろうなと電話に出たら残念ながら案の定であった。
祖父の状況よりも、気丈でありつつも戸惑いを隠せない母の
声のほうがむしろ印象的である、そんな電話であった。
無理もない。自分の親だ。人生経験豊富でも初の経験だ。
声のほうがむしろ印象的である、そんな電話であった。
無理もない。自分の親だ。人生経験豊富でも初の経験だ。
病院名やその他いろいろなことを話して手短に電話を切る。
その後、普通に仕事をしつつも色々な思いにふける。
その後、普通に仕事をしつつも色々な思いにふける。
事情を上司に話し、残業はせずに会社を出た。
空の美しさは誰に対しても平等に魅せる。こんな時でも。
祖父の家は戸田にある。我が家からも近い。結果的に
病院も近いので帰りがてらに寄ることができた。
病院も近いので帰りがてらに寄ることができた。
病院に到着して所定の手続きを経て面会。状態は安定
していて、自分だけであった。
していて、自分だけであった。
色々な想いの中、しばし二人だけの時間を過ごした。
苦しそうに息をしながらも生に対して必死に力を振り絞る
姿が印象的だった。
姿が印象的だった。
手を握る。暖かい。
「がんばれ!」
その一言を言っていいのか正直わからなかった。
その後、病院を出た。
あまり帰り道を覚えていないけれど、家に着いたらいつも通りに子供
二人が満面の笑顔で「おかえり」と迎えてくれたのが印象的であった。
二人が満面の笑顔で「おかえり」と迎えてくれたのが印象的であった。
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