私がα9を選んだ理由

Nikon D3からSONYのα9になりました。

SONY α6500 + Carl Zeiss Sonnar T* E 24mm F1.8 ZA


Nikon D3を購入して約10年。漠然と次のカメラは何がいいのかな?なんて思うようになりました。α6500を持っていて、ニコン+ソニーの2マウント体制という事もあり予算的にD一桁機(D5)は難しい。だから3桁機(D850)かな。でも、ガシガシ撮るのはEマウントにするからのんびり撮ることに集中が出来るDfあたりかな。などなど・・・・


性能的に実はD3でもまだよかったのですが、最近気になることが出てきました。


それは最近の写真を撮るシチュエーションについてです。


子供のイベントを撮るにあたって気になることが増えてきました。それはD3のシャッター音です。


D3のシャッター音は最高のシャッター音だと思ってます。いかにもカメラと思わせる「カシャーン!」という歯切れのいいサウンドと手に伝わる感触。その素晴らしさはD4、D5が出た今でもそう思っています。


しかし学校のイベントで撮っていると正直視線が痛い。


子供からも「おとーさん、シャッター音がすごかったよ」って言われる事が多々で、友達からも「お前のとーちゃんが来たのすぐわかるよね。カメラの音で」って言われる事が多いそうです。また、隣でビデオを撮っている保護者への気を使ってしまうこともありました。


シャッターを押してナンボの写真撮影でその辺を気にしてシャッターを押せないなんて本末転倒だよな。って常々思っていました。


そんな中でα9の発表。


新開発のセンサーで無音シャッターかつ、撮影時に一瞬暗くなる事が無いいわゆる「ブラックアウトフリーファインダー」が心に響きました。


実は、ニコンやキヤノンのプロ機(一桁機)を使っていると、D850や5Dシリーズと歴然と違うところがあります。それはファインダーなんですよね。ファインダー消失時間(ミラーが上下に動くことによって暗くなる時間)と、それに伴う、ファインダー像のブレが全然違うのです。正直、D850でも気になります。「気にするところ?」って言われそうですが。


このブラックアウトフリーのファインダーはある意味理想のファインダー。それで無音なのは学芸会や演奏会で撮影することがある自分にとってはとても好都合でした。だからこれならマウント変更をしても「アリ」なカメラでした。(実際には音が無いと撮れたかわからないのでメカシャッターで撮影しますがいざとなったら完全無音に出来るというのは凄いことです)


実は、α9で心動かされたのはこれぐらいでして、フルサイズとか、高感度とか、程よい画素数というのも魅力ではあるけれどマウント変更まで決断させる程のモノではなかったと思う。強いて言えば精度が高いオートフォーカスかな。これは正直驚きました。瞳AFはα6500でも驚いたけどAF自体の精度が上がっている分、さらに威力が増した感じがある。


正直ミラーレスのほうが一眼レフよりも今後技術の伸びしろがあると思っています。まだα9は一眼レフには及ばない点も有るけれど、ようやくメインカメラをミラーレスに変えてもいいかな?と思わせる初めてのカメラであると思わせる程のカメラだと自分は思っています。(だから買った訳なのだ)


ああ、そう言えばボディサイズも気に入ったかも。それこそD3は大きくて(それが重量バランス的にいいのだけれど)、グリップ感も最高だけど、いかんせん大きくて重くて威圧感がある。持ち歩くのに億劫と感じてしまうこともあったりして、(歳をとったのかなぁなんて思ったり・苦笑)それこそ音と同じく本末転倒かなって思ってしまった。


それにしても親父のフィルムカメラである初代Fを小学6年生の時に使わせてもらって以来からのFマウントで、人生の多くの瞬間を切り取ってきました。しかしそれらと距離を置くことはなかなか寂しいものがあります。


まだ手に入れてそんなに経っていないので慣れてないところはありますがカメラは変われないけど人は変わることができます。うまく慣れてD3の時に感じていた「このカメラは自分の視神経の延長にある!」と思うようになれればと思います。











自転車に乗ってどこまでも

自転車に乗ってどこまでいこう 風にのって野原を越えて 雲をとび越え どこまでもいこう

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