定期演奏会が終わって思うこと

楽団に入って3回目の定期演奏会が終わりました。

SONY α9 + E 16-85mm F2.8 G

F2.8 1/125 ISO400


前回の定期演奏会が終わってからBlogの更新をしておらず2回連続定期演奏会ネタですね(汗)。まあ気にせずにやっていきたいと思います(笑


と言うことで定期演奏会が終わりました。まずは私といえば緊張との向かい方なんですが、前回のブログで、


こつこつと練習して根拠のある技術力を上げて小さな成功体験を積み重ねる。


こんなことを記しましたが、この思いは今も変わっていません。今回の定期演奏会でこの思いは確信になっています。

自分の緊張は、

「合奏の時に音が出なかった。本番に出なかったらどうしよう」

「このフレーズが吹けない。本番の時に吹けなかったらどうしよう」


これらの不安が緊張へと直結しているのでこの8ヶ月はいかに音をしっかりと出すかと言うことを中心に取り組みました。


トランペット奏者に限らず、管楽器奏者は高音域の音を出すことが非常に難しくて本番になるとその不安は増大します。その辺の対処方法は、気合を入れて思いっきり息を入れて・・・と言う感じですがこれでは何も解決しません。まあ、昔の自分はそうだったんですけどね(笑


日々の練習で口内(特に自分は舌)の動きを考えて、

「この状態なら息を入れたら絶対この音は出る」


こういうポイントを理解して、曲につなげる。それが出来れば例え緊張してようが、この状態でセッティングすれば音は出る。大丈夫だ。

と言う感じになると思うんですよね。まあ、疲れ、フレーズなどで状況は変わるとは思いますが。。。

調子を崩してさっぱり音が出なくなったりするなど色々紆余曲折がありましたが、3歩進んで2歩下がったり5歩下がったりしながらその辺を改善してなんとか本番の日を迎えました。今回は難曲揃いで本当に苦労しました。


さて、当日の感じですが、1曲目は大好きな「カタロニアの栄光」でした。最初の最初は結構緊張して「あー。また緊張してダメかぁ」なんて思ったのですが中間部あたりから、あれ?って思うぐらい緊張が無くなりました。もちろん心地よい緊張はあったけどそんな中で以降の曲はとても楽しく吹くことができました。特にスタンドプレイなソロもとても楽しかった。もちろん音を外したし課題はたくさんありましたが。。。。

ちなみに前回の定演が終わって同じパートの人たちからは「次はスタンドプレイだね!」って言われていたのでそれがちゃんと出来て本当によかったです。今回も色々な形でフォローしてもらい本当にうちのトランペットパートの方々は最高です。

話がそれましたが、あまり緊張しなかったのはなんでだろう。恐らくは、


1. それなりにしっかり練習したから

2. 失敗したとしても死ぬ訳じゃない

3. こうやってみんなの前で演奏が出来るって気持ちいいなぁって思えるようになった


この辺が大きいかなと思います。「2. 失敗したとしても死ぬ訳じゃない」と言うのは団員さんに「本番に失敗したとしても私たちはちゃんと今まで出来てきたのを何回も聞いているし気にすることないんですよ」って言われたことで自分の中のモヤモヤとしていた霧が晴れたと思います。そして「3. こうやってみんなの前で演奏出来るって気持ちいいなぁって思えるようになった」と言うのは前回の定演でソロを吹いた時にちょっとそう思えたから。


これらは即ち、

こつこつと練習して根拠のある技術力を上げて小さな成功体験を積み重ねる。



そのものなのかなと思うわけで、今後も引き続きこつこつとやっていこうと思います。やっぱりもっともっと上手くなりたい。五線譜からの風景がもっともっと広くなるはずです。


さて、今後です。


団内でありがたいことに、「いい音だったよー!」って言ってくださる人が増えました。本当にありがたい限りです。泣きそうです。本当に嬉しいです。もっと言ってください(笑

今後はここからもう少し進んで、フレーズとしてしっかりと吹けるようになりたいです。例えば同じ楽器じゃないけれど団内で本当に素敵な音色・魅力的なフレーズを吹く方がいます。音もさることながらフレーズ感やアーティキレーションが惚れ惚れするんですよね。その方を目標にどうしたら自分のものとして表現できるかを追求していきたいです。

そしてもちろん不安定な高音域の改善も引き続き。今回の定演も力任せに吹いてピッチが悲惨だった所が多かった。この辺はじっくりと無理をしないで出せる領域を広げていくしかないですね。


今回は出来るだけの事はやって、出来る限りの演奏はできました。良くも悪くも今の自分だったと思います。でもここで満足したら終わりです。そもそも音楽に「これでいい」と言うのはないと思っています。何のために楽団に行っているのか。次はもっともっといい演奏をしたいし、自分の音楽をさらに追求していきたいです。

この歳になってこう思えることがあると言うのは本当に幸せです。トランペット・そして音楽に感謝しています。次の定演はもうちょっと進歩してきます。

それではまた。

自転車に乗ってどこまでも

自転車に乗ってどこまでいこう 風にのって野原を越えて 雲をとび越え どこまでもいこう

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