トランペットレッスン4回目。前回のレッスンから1か月後の受講でした。
色々な事を教えてもらいましたが特に自分の中で印象深いことを記しておきたいと思います。
SONY α9 + Carl Zeiss Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA
F3.2 1/125 ISO2500
前回(12月30日)のレッスン時に確か5・6回は指摘されたことがありました。
「落ち着いて」
「慌てて吹いているように見えます」
吹いた音や吹いている動作に対してではありません。音を出すまでの話です。
アパチュアのセッティングをして息を吸い体内の圧力を高めて発音する。この過程を0.5拍ぐらいでやっていました。
セッティングをして、そこから息を吸うのが1拍。そして体内の圧力を高めるのが1拍。これは演奏する曲のテンポではない。プロでもこれぐらいの時間をかけますと先生。
文字に起こすと簡単なんだけどこればかりは体に染みついていてなかなか改善が出来ず。そこで考えたのがピアノを弾く時ってどうしてるだろうか?という事。ピアノを弾く時は、
1.ピアノを前に行く
2.椅子を引いて座る
3.椅子の位置や高さを調整して腕が無理せずに伸ばせるようにする
4.弾こうとする音をイメージして鍵盤の上に指を置く
5.呼吸を整えてせーの!
6.弾く
概ねこんな感じかな?本職の人からするとツッコミどころがあると思いますがご容赦を(笑
これを自分のトランペットに置き換えたら、いきなりドカッと座ってそれと同時にバーン!て弾いていたようなものなんだなと思いました。そりゃあまともな演奏はできないし、見ている方も「おいおいおいおい」って思う。
先生から言われた心がける事と自分で心がけた事は以下の通り。
1.出す音をイメージしてアパチュアのセッティングを整える
2.マウスピースに上唇を支点に下唇をあてる
3.その後あくびをイメージして息を吸う。(ボールを下からスッと上に投げるイメージで自然に息を吸う)
4.体内の圧力の上昇を感じる。(吸い終わった所が頂点で、頂点に達したらボールが上から下に方向が変わるのをじっくり待つイメージ。※実際のボールは一瞬で下に落ちるけどここでは気にしない)
5.クローズしていた舌を放して音を出す。
元々出来ていなかったけれどレッスン時に「じゃあ吹いてください」って言われると焦って「すぐ吹かないといけない(汗」って思ってさらに悪循環的になっていたので、「先生を待たせてもこのイメージは保とう」と自分に言い聞かせて改善に努めました。
結果、今日は1度しか注意されませんでした(注意されてるじゃないか・笑)。今度も引き続き取り組んでクオリティを上げていきたいです。このイメージを持つことによって確実に出る音がよくなりました。「出す音って実は出す前のセッティングでほぼ決まるんです」という先生の言葉を実感しました。
そしてもう一つは口輪筋のお話。
今まで音の出し方とかウォーミングアップ本に関する疑問を解決するような感じでしたが今回は明確にハイノートの出し方を確認したいと伝えました。正確に言うと自分がこの1か月ハイノートへ取り組んだアプローチ方法は正しいのか?と言う感じ。
自分なりに取り組んでいい手ごたえがあったのですが、結論から言うと撃沈で上手く吹くことができませんでした。
それを見た先生から、「口輪筋ってご存知ですか?」という話が。もちろん知りません。そこで色々ホワイトボードを交えて教えてもらいました。口輪筋がうまく動けるセッティングを意識しながら吹くことが大切と。
口輪筋がうまく動くセッティングを色々探したりマウスピースと口輪筋の位置関係、引っ掛かりのイメージなど。その辺を教えてもらって吹くと、、、、
出た(テッテレー!!
とはいうものの、依然として圧は高めとの指摘はありましたが(苦笑)。
意識すべきはアパチュアを通る空気のスピード。
自分がハイノートを出すために思っていた事、セッティングに関して掛け違えていたボタンを正してもらって優先順位を変更してもらい、プラスアルファの提案があったような感じでしょうか。特に舌と顎の動きに関しては凄くいいアドバイスをいただきました。
これがレッスンなんだなー。なんてしみじみ思ったり。
ハイノートに関しては方向性は間違っていないと言われました。後は今日教えてもらったことのクオリティをあげること。しつこくインプットしていく。インプットするためには最初のセッティングの安定感を追求していく。
最後に先生から「最初の頃に比べて凄くいい音になりましたね」と言われ感無量です。(当初比であって周りと比較したら今現在はまだまだだと思っていますが)
もう心の中で小躍りですよ(調子に乗りすぎ・苦笑
レッスンも4回目となり自分の特性をより深い所で見てもらい、そして的確な解決方法の提案があったなと言う実感がありました。
今後の指標が明確となりました。今日教えてもらってできた事のクオリティを上げる。今日のレッスンも本当に内容の濃いレッスンとなりました。
さいごに
前回のレッスンで「次回は二重奏をしましょう」と言われて二重奏の曲集を買ってアンサンブルをしたのですがここまで長くなりすぎたのでまた次回に。。。
0コメント