24-70mm F2.8GM を売却して 16-55mm F2.8Gを購入した話

レンズを売ってレンズを買いました。

SONY α9 + Carl Zeiss Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA

F2.5 1/60 ISO800


ずいぶん思い切ったことをしましたね。我ながらよくやるよと思います(自嘲気味・笑)


最近の趣味の活動としてはトランペットをはじめとした音楽活動がほとんどです。何処かに行くためにカメラを持つ、そして写真を撮るために出かけるという事がほとんど無くなりました。持って行ったとしてもα6600とZeissの24mmのセットであることがほとんどです。

ペンタプリズム部分が無いレンジファインダー型のα6600はコンパクトで持ち出しやすくとりあえずカバンに放り込んでおくにはぎりぎりのサイズだったりします。Zeiss24mmとの相性も抜群です。


話がそれました。そこへ来て24-70mmF2.8GMですが、画質は素晴らしい。ソニーのレンズに対する新基準であるGM(G Master)というクオリティは画質もさることながら造りもさすがGMというもの。でも、


デカい。そして重い。


デカいけど画質がいいから使う。重いけど画質がいいから使う。画質と言うより自分が求めているクオリティ(画質・機能両面で)に応えてくれるから使う。と言った方が正しいかも。今までは。でも最近はそこまで求めなくなったような気がします。持ち歩いていても「デカいなぁ。かさばるなぁ」と思う事が多くなりました。


そんなマイナスなイメージが先行するならば24-70mmF2.8GMは手放そうという事に。だけど標準ズームは持っておきたい。そしてF2.8の明るさは魅力的だしF2.8のレンズはどのレンズもガチ路線なので各社性能も一定以上。と言う事で浮かんだのは16-55mmF2.8Gです。これはAPS-Cフォーマット用のフルサイズ換算24-82.5mmの最新標準ズームです。


画角的に関しては今と同じ使い方ができますが、APS-C専用と言う事でフルサイズで使えず高感度耐性が約1.5段ほど(感覚的に)落ちますが、コンパクトなα6600と相まって持ち出す機会も増えるのではないかと思っていました。


思い立ったが吉日と言う事で24-70mmF2.8GMを早速売却して16-55mmF2.8Gを購入。さすがGMと言う査定額で16-55mmF2.8Gを買ってもおつりが来ました。


購入後に買い物がてら表参道をパチリ。カメラも大きくないのでスナップ撮影にも適しています。

SONY α6600 + E 16-55mm F2.8 G

F5.6 1/125 ISO125


SONY α6600 + E 16-55mm F2.8 G

F2.8 1/250 ISO160


SONY α6600 + E 16-55mm F2.8 G

F4 1/250 ISO100


SONY α6600 + E 16-55mm F2.8 G

F2.8 1/250 ISO100

ボディ・カメラのコンパクトさやAFの駆動スピードも速くとてもストレス無く撮影が出来ました。


16-55mmF2.8GのWebサイトには以下のようにあります。


高度非球面AA(advanced aspherical)レンズ2枚、非球面レンズ2枚、EDガラス3枚を効果的に配置し、諸収差を良好に補正することで画面周辺までGレンズならではの高い解像力を発揮します。また、球面収差を最適化した設計と9枚羽根円形絞りの採用により、美しいぼけ味も魅力の1本です。

光の反射率を大幅に抑える、ソニーが独自開発したナノARコーティングを採用。不要な光の反射を極限まで低減し、内面反射によるフレアやゴーストを大幅に抑えたクリアで抜けの良い描写を実現します。

G Masterにも採用されているソニーの最先端技術「XD(extreme dynamic)リニアモーター」をAPS-Cレンズに初めて搭載。カメラボディのスピード性能を最大限に引き出し、動きのある被写体を高速・高精度にとらえ、優れた追随性でピントを合わせ続けます。



など「ほぼ」GMなクオリティです。


実際に撮った写真を見て「これGMでいいじゃないか」って思った次第です。まあヒエラルキー的問題もあると思うし、恐らくはSIGMAのArtシリーズとContemporaryシリーズの違いのように設計思想の違いかなとも思います。あくまで光学設計第一で完璧を目指す設計であるArtシリーズとデジタル補正を利用して(SIGMAは『最新の技術を利用して』と謳っているが)高い光学性能を持たせ尚且つコンパクトな設計であるContemporaryシリーズのような。


16-55mmF2.8Gは現像ソフトでレンズ補正無しを選ぶと広角域では樽型の収差が強く、周辺光量の低下も24-70mmF2.8GMより多い。でもこれらの収差は24-70mmF2.8GMも全く無いわけではないし実際に現像ソフトで補正をしています。16-55mmF2.8Gが補正をした結果ここまでの解像感とボケ味を出せれば全然問題はなく、むしろこのサイズでここまで写ってくれているのは個人的には大満足です。


GMを持っているという自己満足(笑)は無くなってしまいましたがコンパクトなα6600と相まってカメラを持ち出す機会は増えるわけだし音楽活動の中で少しでも今よりは写真を撮るという事に気持ちを割けるかなと思います。


そういえば70-200mmF4G、18-105mmF4Gと今回の16-55mmF2.8GでGレンズが三本になりましたね(笑)


もちろんα9も使い続けます。こういったカメラと単焦点な組み合わせはまた違うスイッチが入るものでそういう使い方も大好きだし大切。それぞれのカメラ、フォーマットによる個性を今後は楽しんでいければなと思います。

自転車に乗ってどこまでも

自転車に乗ってどこまでいこう 風にのって野原を越えて 雲をとび越え どこまでもいこう

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