昨年末に手に入れたこのレンズ。
Carl Zeiss Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA
SONY α6500 + FE 70-200mm F4 G OSS
Eマウントユーザーなら必携のレンズとも言われているこのレンズ。なるほど。使ってみて理由が解りました。
とにかくよく写る。解放から諸収差が抑えられて極めてシャープに写るんです。一般的な50mmのレンズにあるような開放はフワッとした雰囲気は無いです。あたかも絞りは被写界深度のコントロールのみの役目かと思うほどです。
そんな前評判は耳にしていたけれど思った以上のものでした。
50mmのレンズと言えば自分がカメラを始めた時に父親から渡されたのは初代FとNikkor H.C 50mm F2で、その後いろんなボディにいろんな50mmを組み合わせ、デジタルになってD3にPlanarの50mmを付け、最後のNikkorとして50mm F1.8Gを使用したりと正しく自分のカメラライフには必ず50mmがあったものです。そして今も。
話がそれましたが、今までそれらのレンズの共通点として開放のフワッとした雰囲気があります。ピントはちゃんと来ているけれどコントラストがやや落ち着いて独特の描写になる感じが割と結構好きだったのですがこの55mmF1.8にはここまでの感じはない。
凄いな!って思いつつも当初は正直味が無いねぇ。なんて思ったり(笑)
でも日を増すごとにちゃんと何気ない表情さえも写してくれるレンズだと解ってきました。
佐野の街角にて。
SONY α9 + Carl Zeiss Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA
トタン板のこの錆びた感じって大好きです。
なんだか55mmF1.8はダメなのか?と言う結論になりそうですが、全くそんなことはありません。戸惑いはあったけれど今となってはこれじゃないとと思ったりする程。やはり凄いレンズだ。自分の中にある50mm標準レンズの価値観を変えるレンズであった事に変わりはありません。
これからこのレンズでたくさんの瞬間を切り取っていきたいと思います。
(冷静に考えてみると一般の50mmF1.8のレンズの数倍の値段なんだからそれぐらいの写りで当然じゃないかと言うツッコミが有ったりするのですが・笑)
0コメント